「地下鉄(メトロ)に乗って」と「蒲生邸事件」
タイムスリップモノ2連発である。ドラえもんのタイムマシンみたいに時代を
飛び越える話はSFなんだろうけど、この2冊はもっと重い。どちらも戦時中へ
飛ぶ。ほんの少し前の過去。今の日本人が忘れてはいけない時代との関り。
小説ならではのもしも・・の話だが、非常に考えさせられる本だ。
「地下鉄(メトロ)に乗って」(浅田次郎)は、ラストが壮絶な、まさかそんなことが。
・・・・感涙してしまう結末どぁる。
「蒲生邸事件」(宮部みゆき)は、タイムパラドクスは歴史を変えてしまう展開がつきものだが
彼女は新しい解釈を用いている。
SFも好き、歴史物も好き、ミステリーも好きという人なら、お薦めの2冊だ。
- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1997/06/01
- メディア: 文庫
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- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2000/10/06
- メディア: 文庫
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