☆北方謙三の三国志(3巻)感想文☆

看板屋ハマオです。

1800年も昔の中国の武将の驚くべき前向きな姿勢。

曹操(そうそう)んとこの夏侯惇(かこうとん)。

彼は戦場で片目を矢で射抜かれ失明してしまう。

その後の彼のセリフのひとつ。



「片目を失って、実はこれまで見えなかったものが

見えるようになるのではないかと思っておりました・・」



北方謙三の脚色かもしれないが、なんという建設的な思想!

満たされた現代、多くの人が足らない事、物を嘆くのに

片目を失ったことさえプラスに考えられるとは。


目で得た知識・情報だけが見えるものでは無い。

特に現代は情報にあふれ、本当に大事なものが

見えていないような気がする。