☆道路上の案内標識に使われている文字☆

【看板屋の目線】

《第3話》‘ナールD’と‘ナールDB’

ハマオです。

前回に文字の種類--書体で‘丸ゴシック’を紹介したが、その種類の中に

ナール体と呼ばれる文字がある。

今回の話題は、‘ナールD’と‘ナールDB’

これらは、道路上の案内標識に使用されている。

ナール1

上が‘ナールD’下が‘ナールDB’。

何が違うか・・・? 実は太さが違う。‘ナールD’の方が若干細い。

では、何ゆえに・・・?


※注:最近、鬼平犯科帳を読んでるので、つい時代劇調になる。


文字の色と背景色を変えてみよう。

ナール2

な・なんと!同じ太さに見えるではないか!

青地に白文字の標識には‘ナールD’

白地に青文字の標識には‘ナールDB’が使われている。

色による目の錯覚を考えた配慮である。


看板だけではなく、ポスター、雑誌 etc・・

気にして見れば、世の中たくさんの文字の種類がある。