☆「五郎治殿御始末」浅田次郎☆
ハマオです!
私は、幕末から明治時代初期の話に興味がある。
歴史的に大きく日本が変わった時代だ。
開国し、どんどん西洋文化、技術、思想、制度が入り込み、
江戸時代までと全然違う日本になってしまった。
今の時代も変化、進歩はめまぐるしいが、
当時のほうが、もっと劇的に変わったのではないだろうか?
日本人全員が、いきなり異国に瞬間移動したんじゃないかと
思うくらいの変化だと思う。
ケイタイやパソコンについていけない現代のオチコボレのオジサンたち。
さて、当時の庶民は、どう対応したのだろうか?
私の好奇心を満たしてくれた本。
「五郎治殿御始末」浅田次郎著。
日の出と日没の1日のモノサシが24時間と変わった日から、
時計が読めず、遅刻ばかりする軍人の話。
あだ討ち禁止令に救われた、井伊直弼暗殺の後日談の話など。
学生時代で勉強した日本史の教科書では、淡々と出来事、
事件がつづられている。
ただ試験のため、憶えることだけに追われていた。
今、ゆっくり明治時代を読むと全然違う面白さが伝わってくる。
こんな時代小説、誰か他におもしろい本を知ってたら教えてください。