看板屋のすべて
〜第5話『デザインに命をかけて!』〜
次に紹介するセクションは、デザインに命をかける者達が住む、
”コンピュータセクション”である。
このセクションは主にデスクワークでの作業である。
デスクワークと言っても、机上でデザインを書くわけではなく、
最新のコンピュータを使い、看板の様々なデザインをするセクションである。
お客さんから渡されたラフな絵。
時には文章のみですら、このセクションの者達はデザインしてしまう・・・。
洗練された知識と肉体を持つ者達の集う場所・・・。
そう・・・、それが”コンピュータセクション”である!
そしてこのセクションを担当するのは、5人。
有名なデザイン学校を主席で卒業した二人。
ダブルT。
この若い女性二人が作り上げるデザインは、未知数である。
想像力豊かで、なおかつ技術も輝きを放っている。
コードネームは『デザインの歌姫』と『デザインの舞姫』。
次に、紹介する女性K。
このKさんのデザイン能力・・・。
まさに”神”・・・。
このKの知識は、まるで大宇宙にも匹敵するほどである。
このKのきらりと輝く眼鏡の奥には、一体どれほどのデザインが映し出されているのであろう・・・。
コードネームは『デザインゴッド=ピョン』。
そして私と交代でブログを任されている人物・・・。
コンピュータをまるで我が子のように扱い、
コンピュータにも愛されている人物・・・。
そう、ホッチーもこのセクションの一員なのだ。
このホッチーの長髪が風になびく時、
すでにコンピュータには新しいデザインが完成されている。
このホッチーが一言つぶやく時、
コンピュータに映し出されたデザインに命が宿るとまで言われた男・・・。
それがホッチーである!
普段はとても温厚だが、デザインをする事にかけては、まるで獲物を仕留めるオオカミ。
そこから命名されたコードネームは『デザインウルフ』である。
そして、このセクションを任されている人物・・・。
看板屋、唯一の女性管理者”チー”である。
この”チー”から発想されるデザイン能力は、誰にも真似する事が不可能とまで言われている。
人が気球になり空を駆け巡る。
人が大地を駆け抜ける看板となる。
まさに誰も考え付かないデザインをやって払いのける人物・・・。
それが”チー”である。
コードネームは『奇跡のクイーン』。
このセクションは、まさに”神々の領域”にまで達しているのは言うまでもなかろう・・・。