〜第2話『基板に色を付けよう!』〜



今回は”基板製作”のセクションから来た板に、色を塗るセクション”塗装場”を紹介しよう。


このセクションは、板に様々な色を塗装する所だ。


しかし、その塗装前に忘れてはいけないセクションがある・・・。
金属とは、新しくても古くても”油”が付いている。
”油”が付いたまま塗装をすると、せっかく綺麗に塗装しても、
その”油”のせいで色が剥がれてきてしまうのだ!


その”油”を洗うセクションが”洗浄”セクションだ!
このセクションにも担当の人物がいる・・・。

この男の手にかかると、板に付いた”油”はもちろん、
さらには板に染み込んでいる過去の悲しい思い出までも洗い流してしまう。

男の名はT氏。
コードネームは『キング・オブ・クリーン』


そして綺麗に洗われた板に、塗装する事が可能になる。

塗装をするのは、看板屋一番の古株、I氏だ。
コードネームは『920』だ。

塗装の仕方は、専用の器具に塗料を入れ板に吹掛ける、
いわゆる”吹付け塗装法”だ。

この吹付けは、経験を積まないと決して綺麗に塗る事は出来ない。
しかし、ベテランI氏の手にかかれば、どんな色だろうと一瞬のうちに出来あがってしまう。

まさに”色の魔術師”とはこの男であろう・・・。


ここで色の付いた板は、次のセクションへと移動される。