膠原病日記その5【発病編】

町立病院はおじいちゃん、おばあちゃんの社交場である。

元気な老人たちの会話。

「あのジイサン、今日はおらんね?」

「なんや調子悪くて寝込んどるらしいがね」

なぜか、ここは、元気な老人達ばかりである。

・・・とにかく元気が何よりで・・。


そんな老人たちに、うけの良い話好きなU先生が私を診てくれた。

森永卓郎に似た、私と同じ歳のドクターである。

「一応、採血とって、熱をさげる薬を出しときましょう」


関節は少々痛むが、薬が効いて熱は下がり、翌日は出勤する。

しかし、しばらく熱は続き、薬で下げる日々が続く。    つづく。