膠原病日記その3【発病編】

いままで、肩もこらない性格の私だったが、妙に間接が痛い。

四十肩だとからかわれつつ、「オッサンだもんなあ」と納得する。

腕を回すと痛み、ヒザとかも少し痛む。

ちょっと気になるので、病院の整形外科で診てもらう。

「運動不足ですな。毎日スワットでもして体を動かしなさい」

そうかそうか、考えすぎか。それならよかったと毎日スワットを始める。

たしかにデスクワークばかりで、運動が足らない自覚があったので、

素直に、せっせとスワットである。

しかし、間接はよくなる様子はなく、少し熱っぽくなってきた。

「風邪によっては、間接にくるからねえ」

誰かの言葉で、「ああ、そういうこと聞いたことがある」

そうか、これは風邪なんだ。

気楽に考えてみたものの、微熱と関節痛は続くのである。   つづく