☆茨の木(さだまさし著)☆
看板屋ハマオです。
夏休みの読書感想文の宿題その2。
盆休み前に、我が同僚の‘ぴょん’より借りた本2冊。
1冊目は、さだまさしのお母さんの手記
「永き旋律」:ちょっと前に感想文は書いた。
2冊目は、さだまさし自信の小説
「茨の木」:今回の課題図書。
ぴょんからの命令なので、私の夏休みはもう終わったが
泣く泣く感想文を書いている。
さて、さだまさしは歌手だが、さすがに文才も凄い。
とは言え初期の小説「精霊流し」は、
「ああ、さだまさしは小説も書くんだ・・さすがにきれいな日本語、文体だなあ」
程度の感想だったが、この「茨の木」は違う。
歌手としてのネームバリューは関係ない。
本当に素晴らしい感動的な小説だ。
主人公は49歳のバツイチ男。
ふるさとで家族とのいざかいがあり、東京で父の訃報。
その後、兄から父の形見のバイオリンが届く。
そのルーツを求め彼はイギリスへ・・・。
人の悲しみ、暖かさ、家族の愛、兄弟の絆、小さな奇跡。
ミステリーや歴史物が好きな私だが、ジャンルは違うがオススメ。
いや、ミステリーの要素もあるかな・・読み始めたら止まらない。
初秋の夜長にはピッタリの本だと思う。
‘ぴょん’へ
「任務完了致しました!」