☆「天平の甍」井上靖☆

ハマオです!

私は現代作家の浅田次郎宮部みゆき東野圭吾など好きだが、

少し、古い作家の本を読んでみようと思い、井上靖を初めて読んだ。


天平の甍」


奈良時代の話である。難しい漢字は飛ばし読み。

若い坊さん見習いたちが、新しい文化、学問、宗教を求めて

命がけで、中国へ、遣唐使として行くのである。

勉強しない坊さんや、人のユメに引きずられる坊さん、

いろんな坊さんたちの話である。

鑑真を日本へ連れてくる。これがメインの話だ。

キビノマキビ、アベノナカマロ、カツラウタマル(←ウソ)

昔習った、聞き覚えのある人物が、そこにいる。桂歌丸はいない。

年表を追うのではなく、いきいきと、そこで暮らし、活躍をしている。

現代人と同じところもあり、違う考えもある当時の人々。

少なくとも、時間の流れは、全く違う。


唐招提寺は、鑑真(ガンジーも偉い人だが、ちょっと違う)のために

建てられたのだ。うんうん、勉強したはずなのに、初めて知るようだ。

ならの大仏が、まだ金箔を貼られる前の時代。

盆休みは奈良へ行こうかなあ・・