☆北方謙三 水滸伝☆

去年の秋ごろ車を代えたのに、未だにウインドウを

開けるのに手回しハンドルを探しているハマオです。

年末年始は特にイベントをいれず、たらたらと過ごした。

ずいぶん前から読んでいた北方謙三水滸伝をようやく

読みきった。

ご存知この物語は日本では平安時代、宋の国の話である。

官僚の無策、役人の賄賂の横行、貧する民。

この国を倒すべく志を持った男達が立ち上がる。

梁山泊に集まる108人の豪傑たち。

自分の強み弱みをわきまえ理解しあう仲間達。

残念ながら宋国を倒すには至らないが、彼らの逸話は

1000年の時を越えて受け継がれていく。


バラバラの整合性のとれない逸話の断片をアレンジ

したのが北方謙三である。

偏差値優先の官僚たちは頭はいい、実力も才能もあるが

その力を出し惜しみし、有効に使おうとしない。

現代にも通じる世情が背景。


物語の面白さ、登場人物の魅力、男の生き様に引き込まれる。

ぜひともオススメの小説です。

全19巻。長い長い物語だが、読み出したら止まらない・・・。