ALWAYS三丁目の夕日を観た感想

私はゴルゴ13に憧れている。常に沈着冷静、物事に動じない精神力。
いかなる問題、逆境の中でも業務遂行する行動力。
だから、私は、こんな映画を見て、目をうるませていてはいけないのである。


それくらい、何か暖かく、ジンワリとしたモノが伝わってくる、いい映画だった。


戦後の日本。ただ貧しくて、モノがないだけで、それが感動につながるのか?
テレビを買うことが、一大イベントである。近所中、大騒ぎである。


そんなことで、みんなが集まる横のつながり。
たしか、遠い親戚より、近くの他人というコトバもあったっけ。
今は、近くの身内より、遠くのネット繋がり?


情報も少なく、単純、純粋さを感じる時代。
当時は、みんな、未来に希望があった。
物欲でも、純粋に、夢につながっていた。
当時の子どもたちが、日本の高度成長期を作っていった。


そして、今の私たちが、この映画で何を学ぶのか。
ただ、昔はよかったなあ、ではいけない。
今の方が、絶対、恵まれているのだから。


人として変わらないもの。それは、夢であり、好奇心であり、学ぶことだと思う。
未来を、よくしていこうという気持ちは変わらないはずだ。


この映画で、懐かしさも味わえて、非常によかった。
そして、あの時代の人々の生き方を、もう一度、私の中に取り入れようと思った。